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自分らしさを磨き、発信し続ける事。それが表現者「アーティスト・モデル」Una

2017年11月01日

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Dream Achievement INTERVIEW
夢実現インタビュー
vol.23 「アーティスト・モデル」 Una

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モデル、アーティスト、DJ、演技…
どれかひとつじゃなくて、
好きな事は全部やりたい

好きな事に打ち込む、努力すれば次につながる。
大切な事は全部クラシック・バレエが教えてくれた

interview

「表現者になる!」そう決意してから今日まで、彼女はその強い思いを胸にグングン前へと突き進んできた。「好き」と「やりたい」、その気持ちに勝るものはなく、それが原動力になっているという。最近ではDJにも挑戦し、誰もが知るハイブランドのファッションパーティーにも抜擢されている。常にビジョンを持ち、進化し続ける彼女が表現者になるまでをインタビューした。

いくつかのタイミングが重なり
開かれた未来

— 通っていた美容院が夢を抱くきっかけに
高校生の頃、通っていた美容院でヘアモデルを頼まれました。メイクをしてもらい、衣装を着せてもらって撮影したんですが、それが本当に楽しくて…。15年間クラシック・バレエを習い、バレリーナになるという夢を抱いていた時期もあったんですが、何度かヘアモデルをするうちに「表現者になりたい!」と思うようになりました。ヘアモデルの撮影が楽しいと周囲に伝えたところ、試しにオーディションを受けてみれば? と勧められ、某プロダクションのオーディションに挑戦しました。沖縄県の代表となり、東京で行われた最終選考にも参加しましたが、結果はふるわず。ですがその後すぐに、アルバイト先のアパレルで接客をしている時に、東京の大手プロダクションの方からスカウトを受けました。振り返ると、バレリーナという夢を失くしたタイミングでヘアモデルのお仕事をいただくようになり、オーディションに参加。その後スカウトを受けるという流れに乗ったので、気持ち的にも「表現者になりたい!」という漠然とした思いから、より明確に「表現者になるんだ!」という強い気持ちに変わりました。と同時に、「そのためには東京に行く!!」という意志はより固くなった事を覚えています。

「とりあえず」という選択肢はない!
18歳なりの覚悟を持ち意志の強さを示す

— 幼い頃から決めていた東京進出
物心ついた時から高校を卒業したら東京に行くと決めていました。バレエでも講習会やコンクールで年に数回は東京に行く機会があったので、東京は特別な場所というより身近な場所に感じていたかもしれません。だから高3の1年間は上京資金を貯めるため、アパレルでアルバイトをしていたんです。そこでスカウトを受けたわけですが、もしあの時、スカウトを受けていなくても、私の中で東京進出はブレなかったと思います。

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— とりあえずの進学、就職はない
クラシック・バレエを始めた時もそうですが、基本的に両親は私のやりたい事を尊重してくれました。だから東京行きも反対はされませんでした。ですが、やっぱり心配なんでしょうね。進路の話になると、「大学に行ってみたらどう?」「公務員は?」と勧めてくる事もありました。でも、自分は表現者になると決めていたし、大学に行って学びたい事があるわけでもなければ、どこかの会社に就職したいという目標もなかったので、「大学は行きたい時が来たら行けるから」と突っぱねた事を覚えています。私、「とりあえず」っていう言葉が嫌いで、クラスメイトの中でも「とりあえず大学に行く」とか「とりあえず東京に出る」って言う子たちがいて、「とりあえずって何? 意味が解らない!」と思っていました。私には「表現者になる!」というビジョンがあったから、18歳なりに覚悟を決めて、誰にも迷惑かけず自分でお金を貯め、自分のやりたい事をやろうと、強く心に決めていました。

— 明確なビジョンがプロセスを生む
私の場合、東京のプロダクションからお話しはいただいていましたが、実際に東京に行ってから答えを出そうと思っていたので、事務所に入るという前提の上京ではありません。だから私の東京生活のスタートは、実質ノープランです。当時私にあったのは、「表現者になる」という気持ちだけ。今となれば信じられないですが、その過程は何も決めず東京に出たという感じでした。でも、その思いを形にするために突き進む行動力は、実はものすごく大事な事だと思います。ビジョンを持つ事で、そうするためにはどうしたら良いか考えるし、周りに反対されないためにはどうしたら良いかを考える。ゴールから過程を導く姿勢は今でも変わりません。

— 好きな事をやる、好きな事に打ち込む、その努力は必ず報われる!
バレエ教室での環境や経験があったからこんな風に物事を考えられる様になったんだと思います。バレエ教室に通う生徒はみんなバレエに対してものすごく真摯で、「好きな事をやる、好きな事に打ち込む」という雰囲気が教室内には絶えずありました。だから幼い頃からその環境にいた私にもそれが自然と体に沁みこんでいて、何かに打ち込む大事さ、目標を掲げそれに向かい努力したら必ず何かに繋がるという事を、バレエを通し学んでいたんだと思います。

環境が人をつくる
学生時代に出会った
親友2人は私の財産。

— 一番の財産である親友2人
また、もうひとつ影響を受けたとすれば、中学、高校と6年間一緒に過ごした親友2人の存在です。私はバレエの活動にも理解のある私立の中高一貫校に入学しました。そこで自分と同じように、将来のビジョンをきちんと持つ親友2人に出会いました。3人とも自分の夢を叶えるために、「絶対に東京に行く!」って出会った時から決めていたし、ファッションが好きなところや趣味も同じで、何をするにもいつも一緒でした。学生時代といえば2人との思い出しかないと言うくらい一緒に過ごした親友です。実際に高校を出て3人とも東京に出て、今でも週に2.3回は会うほど仲良しです。また、そのうちの1人とは、去年からDJユニットを組んで活動しています。本当に学生時代の友だちは、一生の友だちですね。

自分の直感を信じた上京当時の出来事

— 自分がやりたい事に妥協はしない
若さゆえではあるんですが、高校卒業後すぐに突進するような勢いで東京へ出て来ました。幸い3歳上の姉が東京に住んでいたので、最初は姉の家に住まわせてもらいました。さっそく沖縄でお声がけいただいたプロダクションにお話を聞きに行ったんですが、そこで事務所の方から、「とりあえず寮に入っていろいろと学んでから、ファッションモデルやグラビアになれるかもしれない…」という説明を受け、直感的に「自分がやりたい事とは何か違う」と感じ、お断りしました。東京に来たばかりの私は、ファッションモデルになりたいと思っていたので、いくら有名な大手プロダクションでも、自分の望む方向に行けるかわからないところに身を置く事に違和感を覚え、違う道を探す事にしました。

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— 生活費はヘアモデルとアルバイトでまなかう
その時の気持ちは、意外と楽観的でした。もともとそのプロダクションに入るという気持ちでお話を聞きに行ったわけではなかったので、別の道でファッションモデルになればいいと思っていました。先々の生活については、ヘアモデルとアルバイトでまかないつつ、自分に合う事務所を探して行こうと気持ちを切り替えました。

— 雑誌『zipper』の読者モデルに
アルバイトをするなら沖縄にはないオシャレなカフェで働きたいと思い、何度か面接を受けたのですが、金髪やカラーメッシュの派手な髪型がネックとなって、なかなか採用されませんでした。すると友だちが原宿のアパレルを紹介してくれて、そこで働く事になりました。原宿はスナップ文化があるので、アルバイト先で読者モデルのスカウトを受ける機会に恵まれたんです。初めての読者モデルは『zipper』という雑誌のお仕事でした。Zipperは読者モデルがフィーチャーされる雑誌だったので、自分でコーディネートする決まりでした。だから自分のセンスを磨き、認められればまた呼んでもらえるんです。その頃、ちょうどTwitterが流行り出した時期でもあったので、発信する事で応援してくれる人も増え、他の媒体での読者モデルのお仕事も増えていきました。

「自分らしさ」を表現できる
新たな事務所との出会い
モデル・アーティストとして飛躍

— 求められる個性
読者モデルが軌道に乗りはじめた頃、アルバイト先で現在の事務所の社長に声をかけていただき、どんな人材を求めているのかお話を聞いてみる事になりました。すると社長は、金髪ピンクの髪色の私の頭の天辺から足の爪先まで見てから、「そのままでいいよ」と言ってくださって。今にして思えば、きゃりーぱみゅぱみゅさんも在籍する事務所なので、むしろ個性がないとお声がけいただけなかった事務所かもしれません。その日、社長のお話をうかがって、「自分らしさを表現できるなら」と即決しました。有り難い事に、社長はじめスタッフのみなさん、とても個性を尊重してくださいます。

— 「自分らしさ」を磨き、より求められる自分になるために
いただいたお仕事は120%の力で取り組む。お仕事に対してはいつもその姿勢を崩さずにいるのですが、当初はじめた読者モデルのお仕事は、コーディネートを組んでそれが認めてもらえて、ファンの子から「好き」って言ってもらえる事が何よりも嬉しかったですし、楽しかったんです。でも、読者モデルからファッションモデル、アーティスト、DJ、最近では演技も始めてみて解ったのは、媒体やジャンルが違っても、求められているものはいつも「自分らしさ」だという事。だからお仕事の際は、与えられた場所でどういう自分でいたら良いのか、どうしたらもっと求められる自分になれるのかを考え学ぶ時間が楽しいですし、自分らしさを磨き続ける必要があるのも、このお仕事のやりがいと感じます。

— 研究や努力ではなく自分の好きな事の追及
自分磨きのひとつとして、研究はよくします。ファッションの事だったらコレクションをチェックしたり、トレンドを勉強したり、SNSもいっぱい見るし音楽であれば、POPやカルチャーが好きなので、それをどう自分らしさに落とし込むかを常に考えています。でも、それって本当は研究でも努力でもなくて、自分の好きな事なんです。だから夢中になれるし、楽しくて仕方ありません。

たくさん悩んでも、
やりたい事はやるしかない!

— モデル・アーティストとしての苦悩
もっとお仕事したいのに、なかなかスケジュールが埋まらない時期があったり、アーティストとして活動していた時は、ライブが上手くいかなくて、どうしたらファンの方に応援してもらえるのか、どうしたらもっとたくさんの人に見てもらえるのか…といった事に悩んでいました。でもお仕事柄、多くの出会いに恵まれているとは思うんですが、私の周りには素敵な方がたくさんいるんですね。行く先々で出会う方、同じモデル仲間、そして会社の方、友人、家族、とにかく周囲の方々に支えられています。だから目の前の壁にぶつかっても、乗り越える事ができています。

— やりたい事は、やるしかない!
たくさん悩むけれど、いつも最後は自身に「やりたいんでしょ!?」と問いかけて解決します。自問すると、「やりたいんだから、やるしかない!」ってなります。だから今の活動にもつながっているんだと思います。また、このお仕事を続けてみて解ったのは、お仕事の悩みは、尽きるどころか年々増える一方だという事。やりたい事が多すぎて、それを実現するためにはどういう風にやっていけば良いのか年々、濃い悩みになっているように感じます。でも、好きな事をお仕事にしている、そこにプレッシャーと責任は伴うものなので、本当にやるしかないんですよね。

夢は表現者であり続ける事
好きな事は全部やって、
自分らしさを発信し続けたい!

— 今後の目標
将来の夢は、表現者であり続ける事です。モデルやDJだけじゃないく、ダンスも音楽もファッションも、好きな事は全部!! 縛られ過ぎず、自分らしさを発信していきたいです。また最近は、企画段階から取り組ませてもらう仕事も増えてきて、案件によっては、自分でコーディネートした方が良いのか、スタイリストさんに頼んだ方が良いのかを決めたり、フォトグラファーさんは誰に頼もうかなど、自分で段取りさせてもらう機会をいただいています。企画段階から作品作りに携わる事で、表現者として良い影響を受けていて、日々ひとつずつ目標を持って、着実に夢を叶えるよう努力しています。もちろん、目標が達成したからそれで満足するのではなく、その経験を生かしてどうステップアップしていくか、その都度目標を立てて達成させていくのが自分には合っているんだと思います。

自分の好きな事に早く気づいて、
飛び込む勇気を持ってください!

— 沖縄の高校生にメッセージ
好きな事や、やりたい事があるのなら、その環境に飛び込む事!若いんだから失敗しても戻れるし、何よりもビジョンを先に持てば、怖い事は何もありません。そのためにも、自分は何が好きか、何をしていると笑顔でいられるか、自分をもっと知る事が大切です。自分に正直に、何がしたいかという事に正直であれば大丈夫!後は飛び込む勇気を持つ事です。高校生の頃って、友達が好きと言った物が自分も好きだと思ったりする時期だけど、「本当に好きなの?」って自分に問いかけてみる事で、自分が本当に好きな事に結びつくかもしれません。本当に好きというものに、どれだけ早く出会えるかが進路にも大きく影響すると思います。みなさんも「好き」「やりたい」という感覚を大切に、勇気を出して飛び込んでみてください。

profile
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Una アーティスト・モデル
1991年12月26日那覇市生まれ。幼少期からクラシック・バレエをはじめ数々のコンクールに出場。バレリーナを目指していた時期もあったが、高校生の頃から沖縄と東京でヘアモデルをしながら行き来するようになり、「表現者になる」という思いを強く抱くようになった。拠点を東京に移し、現在の事務所に所属してからは、エッジー&クールなその個性はさらに磨かれ、モデル、アーティストを介し表現者としてファッション誌やCM、テレビ、音楽シーンなど多方面で活動中の“it girl”は世界中で熱い支持を得ている。
Twitter:https://twitter.com/Unakinoco
Instagram:https://www.instagram.com/unakinoco/?hl=ja

information
Unaの映画・初主演作品!
熊本県の秘境を舞台に描かれる美しくも儚い命の物語

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雄大な自然が息づく熊本県・五家荘を舞台に、人間の生と死、命について静かに問いかける本作は、第33回テヘラン国際短編映画祭でグランプリを受賞。初主演でグランプリ受賞という快挙を成し遂げたUnaの演技と優美な自然風景が調和した美しい短編映像作品。
■ 「冬の蝶」公式ホームページ
http://winters-butterfly.com